香川大学は6学部7研究科からなり、約650名の教員、約5,600名の学部学生、約700名の大学院生が在籍しています。理念として「世界水準の教育研究活動により、創造的で人間性豊かな専門職業人・研究者を養成し、地域社会をリードするとともに共生社会の実現に貢献する。」を掲げており、教育、研究、地域貢献に邁進しています。本学会の趣旨はこの理念と合致するもので、全学を挙げての参画を考えています。
本学会への関わりは、医学部附属病院を含む医学部、及び香川大学医師会が中心となります。医学部附属病院は県内唯一の特定機能病院として、県民に高度医療を提供するとともに、地域の医療・福祉・介護と密接な関わりを持っています。また、医学部には医学科、看護学科の他に、平成30年（2018年）に設置された臨床心理学科があり、診療、研究、教育を通じて、地域の保健・医療・福祉・介護領域で活躍する人材育成を行っています。さらに各学科には大学院が設置されており、専門職の学び直し、スキルアップの場を提供しています。
香川大学には医学部の他に、農学部、創造工学部、経済学部、教育学部、法学部、地域マネジメント研究科があり、そこには幅広い領域の研究者や学生が在籍しています。不確実性の高い現代社会では、これまでに培った経験知だけではなく、新しい技術や価値観の導入が欠かせません。県内でこれまでに作り上げた仕組みや関係性、医療・福祉・介護領域における従来の価値観に、他領域の技術や考え方を融合することにより、新しいアィデアやイノベーションの創出につながることでしょう。今後起きてくる様々な課題への解決策につながることを期待しています。
