多職種が連携を図るための取り組み
観音寺市における地域包括医療・ケアを充実させるため、平成28年から在宅医療・介護推進に係る検討会を開催し、平成30年からは、これを発展させ、2か月に1回、多職種(行政、医師、歯科医師、看護師、理学療法士、薬剤師、相談員、栄養士)が集まり、在宅医療・介護連携推進協議会を開催しています。
医療機関情報を作成(平成30年3月)
各医療機関別の、認知症相談の有無、訪問診察や往診などの有無、在宅で可能な医療行為、相談窓口、相談・連絡方法などについての情報をまとめ、医療機関、介護保険事業所へ配布しました。
『かんおんじ 在宅医療・介護情報資源マップ』の作成(平成31年1月)
医療・介護に関する社会資源情報を、市のホームページ上で閲覧できるようになっています。
『わたしの介護予防手帳』の作成(平成31年4月)
介護予防手帳を作成し、介護予防教室などで要支援者等を中心に配布しています。
観音寺市医療介護連携支援窓口の開設(平成31年3月)
住民の方やケアマネからの医療介護に関わる相談に対応しています。
研修会情報の共有
各団体(薬剤師会、歯科医師会、医師会、栄養士会、看護協会、理学療法士会、医療相談員、介護支援専門員など)がこれまで、個別に行ってきた研修会の情報を集め、今後は自分の団体以外の研修会へも積極的に参加できるようにするとともに、研修会を共催で開催していくことも検討しています。
ACPへの取り組み
『観音寺市エンディングノート』の作成
ACP研修会の開催
令和元年12月5日 三豊総合病院
『人生会議をはじめよう』~これからの人生をよりよく生きるために~
70名の多職種がグループに分かれて、ACPの実際の進め方についてロールプレイを行いながら研修しました。
住民への普及啓発
観音寺市主催では、住民への在宅医療介護について、普及啓発を図るため、
『在宅医療と介護を共に学ぶフォーラム』 ~家でおろうと思たら、どうしたらえんな?~
を年1回開催しています。
第1回 フォーラム(平成30年12月8日 ハイスタッフホール 小ホール) 238名参加
『はじめての在宅医療』 長尾クリニック院長 長尾和宏先生
医療や介護が必要になっても、住み慣れた自宅で暮らしたい。そのためにどうしたらよいか、非常に参考になる講演でした。
第2回 フォーラム(令和2年2月15日 ハイスタッフホール 小ホール) 252名参加
『実践! 人生会議(ACP)』 満岡内科クリニック 満岡聰先生
参加された住民の方の192人にアンケート調査を行った結果、人生会議という言葉を知っていたのは34%、人生の最終段階について話したことがある方は36%でした。人生の最終段階において、自分が望む医療や介護について考えるきっかけになったと思います。
(観音寺市地域包括支援センター)
観音寺市ホームページ https://www.city.kanonji.kagawa.jp/