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第23回 丸亀市多職種連携研修会(ま~るの会)

ZOOMミーティング

主催:丸亀市在宅医療介護連携支援センター

令和4年12月19日 19:00~20:30

 

 

「がん診療連携拠点病院から在宅医療への連携

香川労災病院でのがん治療・緩和ケア・在宅移行」

地域がん診療連携拠点病院(高度型)

香川労災病院 副院長 國土泰孝先生

 

 

【講演のまとめ】

我が国の死因の第一位はがんであり、男女とも半数以上が罹患しており、死亡率も高く、がん特有の疼痛(がん性疼痛)の病態と治療対応の理解が重要である。

疼痛の評価方法を知ることにより、薬剤と投与方法を選択することが可能となる。各々の薬剤の副作用とその対処方法の理解も重要である。これらの疼痛に加えて、その他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に把握し、的確に評価・対応することで、苦痛を予防・緩和することが緩和ケアであり、対象は患者とその家族に及ぶ。疼痛以外の症状には倦怠感、呼吸困難、悪心・嘔吐、せん妄などがあり、これらの対応方法も把握する必要がある。講演では症例の提示があり、症状・所見とその対応方法について具体的な解説があった。また、在宅移行、見取りまでの緩和ケアについても解説があった。香川労災病院での取り組みについて詳細な説明がなされた。香川労災病院は多職種で緩和チームを作り、活動されている。

 

 

【参加者】

合計93名

職種別  医師7名 歯科医師7名 歯科医師理事長1名 眼科医師1名

管理者5名 薬剤師23名 看護師11名 ケアマネ25名

MSW1名 PT1名 OT1名 がん看護専門看護師1名

緩和ケア認定看護師1名 訪問介護士1名 保健師7名

社会福祉士1名

 

【聴講者からの感想】

聴講された方より、癌治療の緩和ケアという専門的な分野を知る事が出来、連携する必要性を

改めて理解したという意見が多く寄せられました。